これまでとこれからも

インタビュー

元々は政治と無縁のお仕事をされていたんですね?

はい。神谷家は、曽祖父の代である大正15年より、
下京区・大宮五条で「神治屋」という瓦屋を営んでまいりました。
私自身は大学を卒業後、京都国立博物館敷地内にある工房で10年間、文化財の修復師をしていました。
当時はまさか、自分が政治の道に進むとは思ってもみませんでした。

では、どうして政治の世界へ?

「現状を変えたい」と思ったからです。
まず、文化財修復の現状を変えたかった。
世界の宝とも言える京都の文化財が、人材不足や予算枯渇によって朽ちている様子を、私は職人として目の当たりにしてきました。
現場に携わる者として出来ることはやりましたが、現場からできることには限界があります。やはり行政から変えていかないと、現状は良くならないことを痛感したことが、私の原動力になっています。

そして「京都」という街の現状を変えたかった。
京都をもっと住みやすい街にしたい、また2児の父として、もっと子どもたちや子育て世代に優しい街にしたいという想いも大きいです。
京都と言えば、世界中から多くの人が憧れ、訪れる、素晴らしい魅力を持った街です。しかし、実際に住み暮らすとなると、近隣の他都市と比較しても、決して住みやすいとはいえない部分もたくさんあります。
現状に不満を持っているだけでは変わらない、
自分が行動を起こさなければ、と思い、政治の世界へ挑戦することを決めました。


それから、妻に勧められたというのも大きかったです!
妻は選挙のウグイス嬢の経験があり、最初は私よりも政治のことに詳しかったですね(笑)
果たして自分に政治家が務まるのだろうか?と不安に思っていた私を、彼女が後押ししてくれたことで決心がつきました。
選挙の際はもちろん、議員になった後もサポートしてくれる妻には、いつも本当に感謝しています。

実際に2児の父でもある神谷さん、具体的に子育て支援どういうものに取り組みたい?

保育園や幼稚園と、病児保育の連携がスムーズに取れるようなシステムを構築したいです。
また、子どもの医療費の払い戻し手続きの簡素化・オンライン化や、地域の公園をもっと魅力的な場所にしていけるような取組みなども考えています。
皆さまのお声を聴きながら、本当に実感のもてる子育てのしやすい街を目指して、政策として打ち出していきたいですね。

最後に、メッセージをお願いします。

ぜひ、身近なところから政治に興味をもっていただきたいです!
例えば、財政問題について。
京都市の財政が危機的な状況にあることは、いろいろなメディアで報道されており、皆さまご存知のことかと思います。

財政問題は家計と同じで、支出を見直すと同時に、収入を上げる努力をするという積み重ねで解決していくしかありません。市の財政状況に関しては「何(どんな事業)」に「いくら(予算を)」使っているのか公開されています。お納めいただいた税金が正当な使われ方をしているのか?議会ではどのような議論がなされているのか?どんな政治家が、どのような発言をしているのか?注目していただければ嬉しいです。

議会で行われている議論は、必ずしもそのすべてがご自身に直接関係することではないと思います。しかしこのまま財政状況が悪化し続けると、最終的には必ず市民の皆さんの生活へ影響が及ぶことになります。

身近なところからご興味をお持ちいただき、自分事として捉えていただくこと、そしてできるところから市政に参加していただくこと。財政問題はじめ、政治が扱う問題は一朝一夕では解決しないことが多いですが、皆さまお一人おひとりの力こそが、京都をより良い街へと変えていく最大の力になると思っています。